2005年11月14日
IHクッキングヒーター4機種徹底比較!第11話
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★ IHクッキングヒーター4機種徹底比較! 第11話 ★
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博士:今日はグリル(ロースター)の比較 ね。
なんだかグリルも各社違いがありそうよ。
ナベ:そうですね〜 グリルを頻繁に使いたいなら、
絞込みはあんがい楽かもしれません。
博士:ナベちゃん、IHといってもグリルはIHじゃなくて普通の
電熱ヒーター で加熱してるわけよね?
ナベ:そう、だからあまり省エネってわけじゃありません 。
まずは加熱方式とパワーの比較をしてみましょう。
日立 両面交互焼き1.2kW(上1.2kW、下1.2kW)
※独自の「自動七輪(上下)交互焼き」
三菱 両面自動焼き2.0kW(上1.2kW、下0.8kW)
東芝 両面自動焼き1.25kW(上1.25kW、下1.25kW)
松下 両面自動焼き1.85kW(上800W、下1000W)
※いずれも触媒ヒーター用に300W別に消費。
博士:火力で選ぶと2.0kWのハイパワーで三菱 ってことかしら。
松下も 1.8kW だから、さほど差があるとも思えないけど・・・
ナベ:たしかに数字上の火力では日立と東芝は見劣りしますが、
じつは日立と東芝は片面1.2kWの交互運転 なんです。
だから片面あたりのパワーは変わらない・・・
博士:むしろ片面あたりでは勝ってると言いたいのね?
ナベ:そうです。 焼き上げるのに多少時間は掛かるかも
しれませんが、単純に出力が低いからダメってわけじゃ
なさそうです。 話しによると日立の「七輪焼き」はなかなか
おいしく焼けるらしいですよ。
博士:なるほどね〜各社色々あって面白いわ(笑)
単純にハイパワーだから良いってわけでもなさそうね。
東芝も同じ交互焼きなんでしょ?
ナベ:東芝は自動両面焼きの場合、まず上面を焼いて次に
下面を焼いて仕上げる方式のようです。
博士:日立の七輪焼きはまず下から焼くのがポイントなのね。
ナベ:シーズヒーターの内部に入ってるのは結局ニクロム線
ですから、高出力にしたからってヒーターの表面温度を
上げるのには限界がありますし、IHと違って電気を
まともに食いますからね、出力が全てではないのは
間違いないでしょう。
・・・・じゃあ次に火力調節 に話しを移しましょうか。
日立 手動3段、メニュー3種
三菱 手動3段、メニュー4種、焼き色5段
東芝 手動6段(両・片切替可)、メニュー3種、焼き色6段
松下 手動3段、メニュー3種
博士:ポイントは焼き色を設定できるか どうか?ってことかしら。
メニュー運転は三菱が4種類あるってだけであとは一緒ね。
火力調節は東芝が他社に比べて倍の6段階もあるけど
使いこなせるのかしらね・・・
ナベ:そうですね、細かい設定ができても焼き具合を見ながら
調理できるわけじゃありませんからね、意味ないかも。
それより東芝は手動で片面と両面運転が選べる ことで
特色を出してますね。
博士:けど基本的にはメニュー運転がメインの使い方に
なっちゃうんじゃないの?
ナベ:それを言っちゃあ元も子もありませんよ。 料理の上面
だけもうひといき焼き色を付けたい時だってあるでしょ?
博士:ああ言えばこう言うわね(笑)
ま、焼き色設定にしたって機械が本当に焼き色をチェック
してるわけじゃないんだろうし、たいして差はないわね・・・
博士:ナベちゃんちょっと見てよ、グリルの中のヒーターの形って
各社違うもんなのね〜
このぐねぐねの形によって焼け具合に影響あるのかしらね?
ナベ:博士もすごいとこ見てますね(笑)
各社のヒーター形状をスケッチしときましょう。
博士:こう見ると、三菱と東芝はかなりシンプルなのね。
松下の形状は凝りに凝った形状してるわ。
ナベ:なんだか松下が一番よく焼けそうな気がしてきますね。
次に日立。 東芝と三菱は一目瞭然シンプルです。
博士:ナベちゃん、これ下側のヒーター形状でしょ?
スケッチするならむしろ上側が重要だったんじゃない?
上からの加熱がメインなんだから・・・
ナベ:うっ! そ、そうですね・・・
それは、次回の宿題ってことでいいでしょうか、ハハ。
博士:それにしても色んな理由でヒーターの形状も同じには
できないんでしょうね、消費者としちゃあ一番よく焼ける
形状にしてもらうのが一番なんだけど。
ナベ:結局は実際焼いてみないとわかりませんね・・・
博士:焼いてみてもわかんないかも(笑)
次回につづく・・・
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