2005年10月08日

健康と環境に配慮した住設選び 第10話

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健康と環境に配慮した住設選び 第10話 ★
≪ 具体的なキッチンセット選び-(1)  ≫


皆さんこんにちは! 調査隊のナベです。
3連休をいかがお過ごしでしょうか!? レジャー?仕事??

このところ日々の投稿もままならず、毎日楽しみにしてくれている
皆さんには大変申しわけないっス!

週末だけのこの連載も、なんだか久しぶりに投稿するような気が
しますが、いよいよ今日から具体的な住設選びに話しを進めます。

あらためて申し上げますと、この連載は『健康と環境に配慮した
住まいづくり』に関心のあるかた向けに、その基礎知識を提供し、
住設選びの判断基準をつくる時の参考にしていただくのを目的に
書かれています。

それでは早速始めましょうかっ!

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

すでにお話ししたように化学物質過敏症(CS)は自覚のない
人も含め、国民の10人に1人はいると言われています。
もしあなたやあなたの家族が自己診断の結果、CS予備軍の
疑いがある場合、住宅設備を選ぶ際にも相応な配慮が必要
となってきます。

選択の際の指針は実にシンプルです・・・

『なるべくVOC(揮発性有機化合物)を含まず
農薬系の処理(防腐・防カビ)をしていないものを選ぶ』



そして忘れてはならないのは、健康という面での配慮だけでなく、
『安全』という面での配慮です。

『怪我などをしないような、使いやすく安全なものを選ぶ』

せっかく自分に合った健康への配慮がなされた商品を選んでも
カウンターの角で子供が頭をぶつけてしまったり、引き出しで指
を挟んでしまったりしては決して安全とは言えません。

また、〜足腰が悪い方はなるべく負担の掛からないものを〜
  〜お年寄りには火災を起こしにくい工夫をされているものを〜
・・・などなど、使う人の条件にあった選び方も忘れないで下さい。

これらは化学物質からの影響を考えるのと同様に重要なことです。

最近、このような使う人への細かい気遣いをした『ユニバーサル
デザイン対応』と銘打った商品開発がだんだん多くされるように
なってきていますが、これはこれで大変喜ばしいことです。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

さて、話しを化学物質による空気質環境汚染を主眼にした場合の
住設選びをどう考えたらよいか? というほうに戻しましょう。


ここではキッチンセットを具体的に考えてみることにします。

まず、すでにCSなど化学物質による健康障害をお持ちで、
治療を 受けているような場合の候補です。
(そのような方が住まいを新築することは稀だと思いますが・・・)


【ステンレスしか使っていないキッチンセット】
例えば業務用厨房設備などがこれにあたります。
プロ用の余計なものは一切付いてないシンプルなものを選びます。
材料はステンレスのみ、何も付いていないだけに安心できます。
しかしまれに金属アレルギーの人もいるので注意が必要で、もし
その疑いのある場合は、ステンレスへのアレルギーテストが必要
です。


業務用厨房セット←でもあまり見栄えのいい
  ものじゃないですよね。
  そこで・・・・





フレームを板金屋さんや金属加工屋さんに作ってもらい、
ステンレスのカウンターは専門店から購入して作る・・・
なんてこともできます。
シンプルですから費用もそれほど掛かりません。
↓は無垢の木の家に対面キッチンとして採用した例です。

ステンレスでできたキッチンセット


こんな感じで意外と木の家との相性も良かったりします。
完全なオープンなので妙なホコリだまりや、カビ、湿気などとも
無縁で、ある意味常に清潔です。

カウンター下には市販の金属フレームで組んだワゴン
収納用に納まっているのがわかりますか?

ステンレス配管

←配管がむき出しになるため
  鏡面仕上げのステンレス管
 を採用。健康面と意匠性を
  両立 させています。











また奥に厨房スペースがあって、コンロと機器置き場、それに
食器棚が配置されています。


ロジェールガスコンロ

←独立型のガスコンロは仏の
  名品ロジェール を採用。
 ほぼオール金属製 なので
 安心できます。 ※重量は
  ハンパじゃありませんが…










使い勝手はさすがに最新型のシステムキッチンとまではいきません
が、プラニングによってはこのように個性的で『VOCフリー』
キッチンセットをつくることも可能
なわけです。

真剣にVOCが出ないキッチンを求めている人には、ご参考に
なったのではないでしょうか。

さて次回はもう少しVOCの規制(?)の緩いタイプのキッチンを
順にご紹介してゆきます。

次回に続く!

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この記事へのコメント
はじめまして。

木の造作に、オールステンレスの流し。
なかなかいいですね!

こちらのブログは写真がいっぱいで、わかりやすいです!
それと「実際にショールームに訪問して、商品のレポート」というのが、とても独自性があって興味深いです。

これからも面白くて役に立つレポートを、よろしくお願いします!
Posted by 井上浩平/中小住宅会社がネットで儲ける方法 at 2005年10月10日 00:14
井上さん、はじめまして。 調査隊のナベです。
コメント返しが遅くなりました。

いろいろお褒めいただき有難うございます!
最近画像を大きくしてなるべく沢山入れるようにしてますが、
「わかりやすい」と言っていただけると嬉しいです。

これからも「面白くて」しかも「役に立つ」記事を頑張って書いてゆこうと思います。
(この二つを両立させるのがしんどいのですが・・・)
Posted by ナベ@SR調査隊 at 2005年10月10日 16:59
本文とは関係ないのですが質問です。
施工例の写真でコンロサイドの木格子は
進入防止か何かに使えるのでしょうか?
Posted by たまたま at 2005年10月15日 08:17
たまたまさん、『進入防止』、正解です!
この格子戸は開き戸になっていて、
小さいお子さんが火器のあるブースへ行けないようになっています。
他にも引き戸にしたり、階段室の降り口に付けたりするんですが・・・
にしてもよくご覧になってますね〜感心しちゃいます。

そして一週間経つのが早いな〜
Posted by ナベ@SR調査隊 at 2005年10月15日 08:53