2005年10月06日
TOTO キッチン キュイジアの巻 第10話
≪住まいのショールーム★調査隊 : 出動ファイルNo.17≫
★ TOTO キュイジア の巻 第10話 ★
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ナベ:そろそろキャビネットの基本性能チェックに入らないと!
もうすでに10話目に突入しちゃってます・・・ なんだか
キュイジアの調査報告は前代未聞の長編になりそうです。
博士:まずはフロアキャビネットからよね。 基本プランはオール
スライドプランと座ってラクラクプランの2種類。
ナベ:去年スーパーレガセスLXで本格的なユニバーサルデザイン
として売り出された「座ってラクラクプラン」はSRの隅っこ
に追いやられちゃいましたが、キュイジアでもしっかり
残されているのに安心しましたよ。
博士:以前はSRでも看板モデルとして展示してあったのに・・・
ま、そのことは第1話でも触れたからもういいわね。
ナベ:それに縦横のラインを揃えて美しいデザインに見せる工夫
がしてあるってこともすでにお話ししましたので、次に新しく
採用された機構についてですか。
博士:機構というと、引き出し金物かしら。
ナベ:そうですね、TOTOの金物は以前からドイツのヘティヒ社を
採用していましたが、今回スーパーレガセスではオプション
扱いだったサイレントシステム (他社に多いブルムの製品
でいえばソフトモーション)が標準になりました。
博士:下段の蹴込み収納は5cmよけいに引き出せるらしいけど
これも新採用なのかしら?
ナベ:ヘティヒのライバルのブルモーションでいえばフルエクステン
ションですね。これは以前から標準採用されてましたよ。
博士:ブルモーションだとソフトモーションが一般化してから次に
フルエクステンション化していってるみたいだけど、ヘヒティ
ヒだと順番が逆なのね。 でも、そんなことはどうでも・・・
ナベ:え〜と、たしか最初に採用したのがクリナップのSSとクリン
レディーで、他には電工のフィットアイ、以降次々と他社の
中〜上級機種にも標準採用される動向にありますね。
いずれもブルムだったと思います。
博士:ふ〜ん、じゃあ最新機種のキュイジアが標準装備するのは
当然なのね、5cm多く引き出せたからってどうなの?って気
がしないこともないけど、まあいいか。 それよりナベちゃん、
ずいぶん詳しいけど金物が好きなのね〜(笑)
ナベ:ハハ、ま、いいじゃないですか。 ところで引き出しですが
縦横を統一したおかげでレンジ下収納が二段になったの
はニュースです。 縦横統一してないレガセスも同様だけど。
博士:デザイン上の安定感を出すためだと思うけど、下段が最も
高さのある収納になったのね。もうオマケ的な蹴込み収納
というより完全にメインの収納になったわ。
ナベ:ほんとですね、ボクらは今までの調査で蹴込み収納が使い
ものになるかどうかを500mlのビールが入るかどうかで判断
してましたけど、でっかいペットボトルが入りますからね!
博士:下段の把手の高さもあまり屈まなくても引き出せるし、使い
勝手はとても良くなったわ。
ナベ:共通の引き出し把手ですから、恒例のゴキブリチェックも
する必要がありません(笑)
博士:それと上段収納にTOTOお得意の内引き出しが付いた
のね、ここまでやればそりゃー値段も高くなるってものよ。
シンク下も浅型だけど小物用の引き出しがついたし・・・
ナベ:おっ、ここってまな板を収納しちゃっていいんですかね?
資料にもまな板用収納スペースってことになってますが・・・
博士:え〜こんな場所にまな板置いちゃうわけ? 木のまな板じゃ
カビが生えてきちゃうんじゃないかしら? それとも完全に
乾いた時だけ使えってこと? まさかね〜
ナベ:突っ込みますね〜(笑) まぁ、抑えて抑えて。
ところで、内引き出しについてはやっぱり意匠重視の結果
なんでしょうね。 隠し収納のようで使い勝手は良くないや。
いちいち2回も引き出さないと取り出せないわけですから。
博士:引き出しそのものはヘティヒの金物といい、上質にできてる
けど、やっぱり使い勝手はデザインとの綱引きに負けちゃっ
た感じね〜 とくに変わった機構の収納もないみたいだし。
ナベ:そのようですね・・・ あ、でもL型コーナー用のワゴンは
新しく出たオプションパーツですよ、ちょっと取り出して
みましょうか・・・ まず両側の扉を開けてと・・・
それからワゴンを引き出して・・・ それでもって奥から・・・
博士:あ〜面倒くさそうね(笑) サンウェーブやクリナップは一発で
引き出せたわよね?後発なのにどうしてこんなにダメなの?
ナベ:博士、さっきから声が大きいですから!!
これでも以前よりはマシになったんですからね、とりあえず
それで我慢しときましょうよ(笑)
博士:じゃ、気を取り直して次は吊戸棚(ウォールユニット)を見て
みましょうか・・・
ナベ:博士、今日もまた長くなっちゃたので吊戸棚と周辺ユニット
を併せて次回また報告することにしましょう・・・
次回に続く!
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(唯我独尊メーカーとしては,あまり必要性を感じていないのかもしれませんが・・・。)
内引きだしは外観をあわせるために,そうせざるを得なかったんでしょうね。
まな板収納はサンウェーブのスィングアップポケットが換気できる点で気に入っていました。
L型コーナーの収納・・・やっとTOTOにもワゴンが出たか,と思っていたのですが,どうもいまいちな感じ(笑)?
これもサンウェーブのワゴンの形がまっすぐで場所をとらないのと,物を上における点も気に入ってました。
クリナップや松下のワゴンもみましたが,大きすぎるような気がして。
それにしてもキュイジア編は長編ですね〜!
つっこみどころ満載(笑)?
しかもほとんど他社の(笑)
タカラのソフトクローズ、どうしたものでしょうね。
価格が比較的安いとはいえ・・・困ったものです。
うさこさんのおっしゃるとおり、スイングポケットは秀逸ですね。
よくご存知の方も付けてらっしゃいますが、来客でもない限り
出しっぱなしの時が多いそうですが、すごくイイと言ってますよ。
L型ワゴンもピットのものが一番よくできてるとボクも思います。
欲を言えばあともうひと工夫ほしいところですが。
・・・て、他社の製品の話題になっちゃいました!
キュイジア長編ですみません、飽きてこないですか?(笑)
あと4話ありますのでお付き合い下さい。
(まだ最終話はまとまってませんが;)