2005年08月31日
松下電工 ユニットバス イーユの巻 第3話
ナベ:しかし「真空断熱」とは、また大それたネーミングですね…
やはりTOTOの「魔法びん」を意識したからなんですかね?
隊長:意識はしてるだろうけど、決して大それてなんかいないわ。
だって正真正銘の「真空断熱材」を使ってるんだから!
ナベ:え!ホントに真空!? それが本当ならむしろイーユのほうが
「魔法びん」と名乗るのにふさわしいじゃありませんか!
隊長:松下電産は冷蔵庫の断熱性能を飛躍的に高める目的で、
'82年から20年に渡る研究の末、究極の断熱材の開発
に成功したの・・・ それが真空断熱材よ!
ナベ:松下はそんな凄い技術を持ってたんですか!
隊長:松下は'02年に真空断熱材を使った冷蔵庫を発表して以来
この画期的な断熱材の利用法を模索してたってわけ。
ナベ:なるほど〜、じゃ TOTOはこの断熱材の新たな利用法を
松下に与えてしまったと言えるかもしれませんね。
隊長:どうかしら? 逆にコスト高になるから採用を見送ってたのか
も・・・ でも、使わざるを得なくなったという見方もあるわ(笑)
ナベ:ハハ〜ン、そういう見方もありますか。 たしかにイーユは、
真空断熱浴槽タイプだと価格が結構UPしますからね。
隊長:フローピアが魔法びん浴槽を価格据置で標準装備にしたの
と対照的よね・・・
ナベ:ところでその「真空断熱材」ってどんな仕組みなんですか?
隊長:食料品の真空パックってあるでしょ? 簡単に言えばあれの
中身を熱の伝わりにくい基材に変えたものね。 ラミネートの
袋の中にグラスファイバーを入れたりね。 基材は色々ある
らしいからイーユにどのタイプを使っているか不明だけど・・・
ナベ:なるほど、真空パックか!
体感装置がありますけど、この銀色のがそうですね・・・
隊長:厚みが5ミリの真空断熱材で発泡スチロール50mm、グラス
ウールだと100ミリと同等の性能を発揮するそうよ。
ナベ:すごい!一般的なグラスウールの20倍の断熱性能だ!
もしかして、フローピアより保温性は高いんじゃないですか?
隊長:ところが「6時間で2℃しか下がらない」・・・残念、横並び。
画期的な断熱技術のプライドは反映されなかったみたいね。
部分的にしか使われていないからだと思うけど・・・
ナベ:でもあの凄まじく断熱を施しているフローピアと同じ性能です
からね、すごいですよ。 逆にINAXやノーリツが新技術なしで
同等あるいは同等に近い性能を出してるのが、妙に思えて
きちゃいましたよ。 あれホントなんですかね〜(笑)
隊長:ま、あくまで各メーカーが自社で測定した結果だから・・・
信じる信じないはユーザー次第ってわけ。 変な業界よ!
ナベ:ところでバスタブの保温性能の話しばっかりしちゃいましたが
浴室全体の断熱はどうなんでしょうか?
隊長:そこなんだけど・・・
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INAXやノーリツも同じだし,ほんと不思議ですね。
なんかそこに業界の暗黙の了解があるような^^;
これも談合の一種なんでしょうか(笑)?
談合はしてないと思いますけど、お互いのデータにケチを付けないという暗黙の了解は存在してるように思います。
それから『業界初』と呼ぶことに対するクレームも同じ(笑)
まあどれもウソじゃないんでしょうけど、たぶん細かい条件や測定基準が違うってことで・・・